第1話 〝ふぐの王様〟とらふぐって?
2014.4.28 カテゴリー:とらふぐのあれこれ
天草海産は、〝ふぐの王様〟とらふぐの陸上養殖・加工・販売を行っています。ふぐ類やとらふぐに特化したブログです。魅力あるとらふぐの知られざる生態や歴史を、詳しく解説していきます。
ふぐの種類は100以上が確認されており、日本近海で約40~50種類が生息しています。とらふぐ(Takifugu rubripes)は、フグ亜目フグ科トラフグ属に分類され、北海道より以南に生息し、日本海西部、東シナ海、黄海など広い場所で分布しています。熊本県天草周辺海域、瀬戸内海で産卵し、早いもので雄は2年、雌は3年で成熟します。とらふぐは、他のふぐより市場価格が高く、最も美味しいことから、〝ふくの王様〟や〝冬の味覚王〟とも呼ばれています。
とらふぐには、鍋の王様〝てっちり〟、海の宝石〝白子〟、究極の唐揚〝とらふぐ唐揚〟、など…、美味しい食べ方が沢山あります。その他、コラーゲンが沢山含まれている皮刺しや、熱燗でいただくひれ酒など最高級の贅沢を楽しむ事ができます。
とらふぐの特徴として、体色は背面暗緑色を帯びた黒色で、腹面は白色です。背面と腹面には荒いとげが密生しています。側面の胸びれの右上には白輪に囲まれた大黒紋があり、ふぐの王様の象徴ともいえます。とらふぐは、体長が80cmに達する大型種として知られています。腹ビレは白く、カラス(50cm前後の中型種で、とらふぐより価値が下がる)と区別されます。
第1話は、ここまで。第2話をお楽しみに。
天草海産 3代目 〝福の宅配人〟太田雄三